【その2】2019 柴又100Kレースレポート【51km~100km】

ハーフ(50km)を過ぎていよいよ後半戦。

【51km~60km】
27’51”→30’22”
 

この区間、今回の柴又100kの中で一番辛いゾーンでした。

ラップを見てもわかるように、一気にキロ6ペースに落ち込んでいます。走っているときはそれほどでもないけど、突然疲労が出てきた感じです。

さらに55kmまでは五霞町内の住宅街や田畑沿いの道路を走るんですが、今まで40キロ以上河川敷を走っていたので、どうにも調子が狂います。非常に走りづらい。

しかも大エイドでやはり気持ちが一旦切れてしまったのか、ペースが落ち気味に。この区間のエイドで初めて頭から水をかぶります。この時は一旦日差しが雲に隠れていたものの、気温は高止まりしていて走る気力が少し失われていました。

早く河川敷に戻りたいなーと思いつつ走っていると、みどるさんとスライド。かなりペースが落ちた模様。声を掛けながらも無理しないでほしいと思っていました。
(その後DNFされたとのこと。お疲れさまでした。)

そしてようやく55kmの河川敷に戻る直前のエイド。(ここの直前の距離調整的な100mくらいの折り返しで結構心が折れたw)

ここで気分を一新させるために金メイタンを投入。いつも助けられているこの味。残りはたかだかフルマラソン一本ちょい。気合いを入れ直します。

そして走り出しようやく江戸川河川敷へ。しかしここからが柴又の100kの本領発揮。

強烈な向かい風

これを40キロも走るの?と思いながらもなんとか走り始めます。それでもここからはスライド区間。往路の方々にも声をかけたりかけられたりです。

そんな時『えいさん!keiです!』keiさんから声をかけていただきました。走っていることを知らなかったのでビックリ。

※三年連続完走おめでとうございます

嬉しい声掛けで気合が入りますが、風が強くなかなかペースが上がらない。ここらへんから、次のエイドを心の支えに走ることになります。

エイドでは水分補給とかぶり水。スポーツドリングがあるところは2杯以上、水だけのところでも3杯くらいは飲んでいました。そして腕と頭にかぶり水。できるだけ身体に水分を入れておきます。

しかし、もうすぐ全く予想もしていたかったことが起こるのです。

【61km~70km】
31’14”→34’23”
 

この区間もキツかった。

ここまでは100kmの方とのスライドがかなりあったんですが、ここまでくるとさすがに減ってきます。前方も後方もポツポツとしかランナーが見えません。そのため少し気持ちが切れてしまい、疲れもあったため何度が歩いてしまいました。風も相変わらず強いし。

それでも前に進まなければ終わらないと思い、気持ちを奮い立たせまた走ります。

正直一度歩くとまた走るのに気合を入れなければならないので、やはりスローペースでも走り続けたほうが良かったと思います。(それでも本当にキツかったから歩いちゃったんですけどね)

そしてここらへんからなんだか尿意を催します。

「お、しっかり水分取れてる証拠だな」と思い、エイドにあるトイレへ。

すると・・・、

おしっこ黒い

思わずサングラスを取って色を再確認。

限りなく黒に近い茶色。

え、ちょ・・・、

だだだだだだだだだだ大丈夫。

これてつさんのブログで読んだやつだ!(進研ゼミ風)

そう、100km走ると血尿出るっててつさんが教えてくれてた。

ということでさすがに驚いたもののてつさんのおかげでそこまで深刻にならずにすみました。

ウルトラを走るといろいろあるなぁと思いながらようやく70kmへ。

【71km~80km】
30’09”→32’49”

70km地点は60kmコースの折り返し地点。ようやくコースに人がたくさんいます、応援の方もたくさん。気分的に非常に楽になりました。

それでも走るときはキロ6分弱。レストで給水&水かぶりの繰り返しです。特に給水は今まで以上に取るようにしました。

そしてまたも尿意。おかしいなーと思いつつもエイドのトイレへ。

おしっこ赤い 

ててててててつさん、大丈夫だよね?大丈夫だよね?

医学的なことはわからんけどとにかく脱水が進んでいるんだろうと思い、ひたすら水分補給。そしてここからは尿意があってもトイレにはいきませんでした。これは偽の尿意。だまされてはいかん。

とにかく走りすぎるのは身体によくないんだなと思いながらもゴールを目指しひた走ります。そんな時に黄色いアフロが!

むらさん再登場!今回はバッチリ撮影してもらいました。

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むらスポーツ

むらさん、ありがとうございました!

ここらへんでエネルギー不足を少し感じます。が、固形物を取りたいという意識は無し。なのでポケットに入れていたメダリストを投入します。

これは意外に効きました。

いつものグレープ味ではなく、グレープフルーツ味。甘味が抑えられていたのが良かったのかな。

ここにきてエイド以外で歩くことはなくなってきました。完全復活とは言えませんが、一時に比べればしっかりした足取りになってきました。

【81km~90km】
34’29”→33’08”

ここらへんはあまり記憶なし。ひたすら走る&エイドで水分補給の繰り返し。

ただ前半で近くにいただったランナーが、この辺でも同じくらいのペースで走っていることが多かった気がします。抜いたり抜き返されたり。

そんな中でもなーくん。この辺で何度目かの追い越し。だいぶペースが落ちているけど、フォームが変わらず、しっかりと走り続けている。抜くとき、抜かされるとき、声を掛け合える人がいたのは本当に良かった。

スカイツリーが見えてきて、ゴールが近づいていることを感じさせてくれます。

【91km~100km】
30’44”→28’48”

90kmのマットを踏み、91kmのエイドでそわそわ。ここら辺にはてブロ応援隊のびあーさん、KANA先生、MacRunさんがいるはず!

しかし見当たらない。あれー?サブ9とか言ってて全然来ないから怒って帰っちゃったかな・・・(´・ω・`)

エイドを出てとぼとぼ走っていると、遠くにオレンジにはためく幟が!

「えいさーん!!!」

KANA先生だ!

手を振るとこちらに向かって走ってきてくれた。

そしてパピコを渡してくれる。

美味い!美味い!美味い!身体に染み渡る!

そしてリクエストしていたコーラを頂いていると・・・
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MacRunスポーツ

なーくんもきたー!!!

これでラスト8kmを走り抜く元気をもらえました。

本当にありがとうございました!

beer-beer.hateblo.jp

kanayoga.hatenadiary.com

macrun.hatenablog.com

ここからはひたすらなーくんの背中を追い続けます。

時計をちょいちょい見ると、サブ9.5がギリギリできるかできないかの状態。キロ6分を維持していくと9時間半を超えてしまう。でもペースを上げるのは正直キツイ。

そう思いながらもキロ6を刻み、エイドではしっかり水分補給。

そうこうしていると最終エイドを超え、98km地点。

なんか手を振っている人がいる。見たことあるシルエットに特徴的な声。

ジャーマネ降臨!!!

今回残念ながらDNSとなったのに、この最後の本当にキツイ2kmを応援しに来てくれました!

一緒のペースで走りながら色々とお話し。

今回ジャーマネから柴又100K座学の過去資料を頂いたりとフォローを頂いていたのです。そんなジャーマネが来てくれるとは。最高のタイミングでした。本当にありがとうございます。

そしてついに99km地点。

時計を見ると9時間24分30秒くらい。あれ?ラストスパートすれば9時間半切れる!

そこから一気にキロ5にペースアップ。前を走るなー君をかわし、ラストスパートです。ガーミンを見るとキロ4’50”を表示。よし、いける。

ラスト500mくらいでジャーマネがゴール地点へ向かうために離脱。そこからもペースを落とさず、ゴールへ向かいます。

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KANAスポーツ

そして、そして、そして、

ついに100kmを走り切り、フィニッシュを迎えます!

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びあースポーツ

フィニッシュタイム:9:29’25”

突然走りはじめたお父さんがウルトラのお父さんになりました。

 

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