続きます。
ゴール後は放心状態。
バッグを下ろし座り込み、何も考えられず動けない。
5分くらい経ってようやく我に返り妻に電話。ゴールしたことを伝える。
駐車場に戻り、身体の泥を落としてから着替えて、バスで常陸大子駅へ。
この後は風呂に入って車で横浜まで帰り、ようやくOSJ奥久慈トレイルレースが終了。
長い長い一日でした。
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OSJ奥久慈トレイルレース50K
まずは開催されて本当に良かった。OSJ主催のレースはかなり再開されていたので、もう大丈夫かとは思っていましたが、社会的にはまだまだどうなるかわからない状況。
運営の方々は様々な苦労があったかと思います。ありがとうございました。
ガーミンの記録。
距離は59kmくらい、獲得標高は4,000mなんて話もあるので、自分のガーミンが正しいかはわかりませんが、とにかく登りまくり下りまくったのは確かです。
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OSJ奥久慈、噂に違わず本当にキツイコースでした。
それでも完走できたのは色々要因があるかと思います。
・スタートダッシュ
ある程度のスピードを出せる人なら最初のロードは絶対に突っ込んだほうがいい。そのおかげでレース中に渋滞に巻き込まれることは全くありませんでした。
4'30"/km程度でいいので、トレイルに入るまでは疾走するべきです。
※ただし、途中から抜かれまくりました。その辺に抵抗がある人にはお勧めできません。自分は後ろにランナーの気配があったらすぐに譲り、後ろを追いかけることでモチベーションを維持できました。
・水分補給
→30℃を超えるということがわかっていたので、事前にウォーターローディングを実施、レース中も水分は絶えず摂り続けました。
おそらくレース中は3L以上水分を摂取したはず。それでもレース中一度もトイレには行きませんでした。(後半に少し小を催したものの、たぶん血尿なので我慢しましたww)
・エネルギー補給
→レース中摂取したもの
金メイタン×2
メダリスト×1
饅頭×1
エネ餅×1
塩タブレット×10くらい
梅肉チューブ1本
今回のMVPは梅肉チューブ。これは良かった。
酸味で目が覚めるし、塩分も大量に摂取できる。林道を延々と走っている時も気分転換に摂取することで最後まで走り切れました。
ウルトラマラソンやロングトレイルでは一本持っていても損はないと思います。
今回残念だったのは私設の『赤岩エイド』が無かったこと。CP2の後に例年あるのですが、コロナの影響で止めた模様。ここは漬物だったり飲み物だったりを大量に提供いただいていたようです。次回以降はまた復活してくれることを祈っています。
・体力温存
→CP2まではとにかく省エネで進みました。走れるコースもできる限り力を使わないことを意識。当初計画でも10時間弱、遅れ始めてからは11時間以上走ることを覚悟したので、体力はとにかく温存しながら進みました。これがゴールまで走り切ることができた要因だと思います。
他にもいろいろあるかと思いますが、自分で意識したのはこの程度です。
あえて言っておくと「気持ち」の力は最小限。もちろん最後の最後に重要なファクターだとは思いますが、それに引っ張られると必ず失敗します。トレイルだとなおさらです。
最後まで自分の持っている力だけで走り切る。できなくなったら潔くリタイアする。これはゴールするまで意識して走りました。
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OSJ奥久慈、本当に大変だったけど充実した一日でした。
来年また出るかと言えば???ですが、もっとフルマラソンを速くなって、また本気でトレイルをやりたくなったら出走するかもしれません。
茨城県とは言え交通アクセスは良くない、コースの難易度が高過ぎる、気候も読めないなどなかなかおすすめしづらい大会ですが、奥久慈自体は本当に良いところです。
ぜひOSJ奥久慈の参加、ご検討ください。
OSJ奥久慈トレイルレース50Kのレポート、以上です。